せっかく手に入れたマイホームなら、長く快適に住み続けたいですよね。
しかし、住まいは常に外部環境の影響を受けており、適切なメンテナンスなしに放置すると、思わぬトラブルに見舞われる可能性も。
特に、住宅の顔ともいえる外壁は、雨風や紫外線に直接さらされ、日々劣化が進んでいます。
外壁塗装は、見た目を美しく保つだけでなく、住宅の寿命を長く保つための重要なメンテナンスです。
この記事では、外壁塗装を怠ることで何が起きるのか、そのリスクと具体的な対処方法について解説していきます。
□外壁塗装をしないとどうなる？放置のリスクとは
外壁塗装は、単に見た目を良くするためだけのものではありません。
住宅の寿命を左右する重要な役割を担っています。
外壁塗装をせずに放置すると、次のようなリスクが生じます。
1: 住宅の劣化が加速する
外壁は、雨風や紫外線から住宅を守る重要な役割を担っています。
しかし、長年放置すると、外壁の塗膜が剥がれ落ち、防水効果が低下。
雨水が浸入しやすくなり、木材や鉄骨などの構造材が腐食しやすくなります。
2: 雨漏りの発生
外壁の塗膜が劣化すると、雨水が壁内部に浸入しやすくなります。
すると、雨漏りの原因となり、室内の壁紙や床が傷んだり、家具が濡れたりするなど、深刻な被害を引き起こす可能性があります。
3: 害虫の侵入
外壁の塗膜が剥がれると、シロアリやハチなどの害虫が侵入しやすくなります。
シロアリは木材を食い荒らすため、住宅の構造そのものを破壊する恐れも。
ハチは巣を作ることがあり、人に危害を加える可能性もあります。
4: 住宅の価値が下がる
外壁が劣化すると、住宅の外観が損なわれ、美観が低下します。
そのため、住宅の価値が下がり、売却や賃貸に出す際にも不利になる可能性があります。
□外壁塗装が必要なタイミングと劣化のサイン
外壁塗装は、定期的に行う必要があるメンテナンスです。
以下では、具体的にいつ塗装すればいいのか、判断基準となるサインを紹介します。
1: チョーキング現象
外壁を指でなぞると、白い粉が付く現象を「チョーキング」といいます。
これは、塗膜が劣化し、顔料が剥がれ落ちている状態です。
チョーキングが発生したら、早めの塗装が必要です。
2: コケやカビの発生
外壁にコケやカビが発生している場合も、塗装が必要なサインです。
コケやカビは、湿気や汚れが原因で発生し、外壁の美観を損なうだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
3: ひび割れ
外壁にひび割れが見られる場合も、注意が必要です。
ひび割れは、地震や地盤の沈下などによって発生することがあります。
ひび割れから雨水が浸入すると、構造材の腐食につながるため、放置せずに修理が必要です。
4: コーキング材の劣化
外壁の目地部分に埋め込まれているコーキング材は、経年劣化によって硬化したり、ひび割れを起こしたりします。
コーキング材が劣化すると、雨水が浸入しやすくなるため、定期的なチェックが必要です。
□まとめ
外壁塗装は、住宅の寿命を長く保つための重要なメンテナンスです。
外壁の劣化を放置すると、雨漏りや害虫の侵入、住宅の価値低下など、さまざまなリスクが生じます。
定期的な外壁のチェックを行い、劣化サインに気づいたら、早めに対処することが大切です。
外壁塗装を検討する際には、専門会社に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
